実るほど頭を垂れる稲野かな

災害時のツイッター活用の提案

ツイッター情報で共助を

blog.twitter.com

 

台風19号における長野県防災のツイッター活用が話題です。

ツイッタージャパンのブログでも紹介されています。

 

要約すると、

  1. 台風19号の際、長野県防災のツイッターから、被害状況の投稿を呼びかけるツイート。(ハッシュタグは『 #台風19号長野県被害 』)
  2. すると、多数の救助要請のツイートが!
  3. 長野県防災は関係機関と情報共有し、結果として約50件の救助につなげた

 

災害時にツイッターを活用して、住民等へ情報提供=ツイートを求める方式は、埼玉県和光市などでも実施されており、様々なメリットがあります。

・迅速な状況把握が可能

・電話より圧倒的につながりやすい

・情報受信に応対者を拘束しない

・写真等を添付可能

・双方向のやりとりが可能

・システムの開発、維持のコスト不要

 

さらに、この方式は共助に発展する可能性があると思います。想定するのは以下の流れです。

  1. 被災者が救助要請をツイート
  2. しかし、公助は手一杯で、すぐに対応できない
  3. 近隣住民が救助要請のツイートを見て、救助

 

大災害では、時として公助は手一杯になり、自助と共助が重要。共助のベースとなるのは地域コミュニティですが、近年は衰退傾向。そこで、ツイッター+地域別のハッシュタグを活用した防災訓練を実施し、被災状況等の災害情報を共有するローカルなネットコミュニティを醸成する。このローカルなネットコミュニティが、災害時に共助のベースとして活躍する。

この方向に進むよう、自治体は積極的に取り組むべきと思います。

詳細は下記スライドをご覧ください。

www.slideshare.net